introduce②〜不思議なきっかけ〜

卒業してから、何年、いや何十年の月日が流れたのか…
話したこともなかった学生時代、
いつしか、彼の名前も存在も忘れ去っていました。
そんなある年明けの帰省帰りの新幹線の中。
Facebookを見ていると、覚えがない友リクOKが。
「◯◯さんがあなたの友達リクエストを承認しました!」

それが、彼でした。

焦りました。笑
だって、わたし、絶対に友達リクエストしてないんです。
全く身に覚えがなかったんです。

その人のタイムラインを見に行くと…
◯◯?!出身が同じだなぁ…
ん?………あーっ!◯◯くん?!
彼のタイムラインには、共通の友人として同級生達の名前がたくさんあり、そこでようやく、かつての同級生くんと確信できたのですが、何しろ当時は一度も話したことがないヒト…
「すいません!(>人<;)
わたし送ってないんですが、なんだか友達リクエストが行っちゃったみたいで…」
って、やっぱり焦りながらメッセ。
そして、
「こんなきっかけだけど(笑)これからよろしくね」
と、いうことになったのでした。

そんなきっかけではありましたが、これが、彼と卒業して以来ぶりに繋がったはじめのきっかけです。

でも、いまでも不思議に思います。
知らない間に、ひとりでに送られていた友達リクエスト。
一体誰が彼に友達リクエストを送ったのっ⁈笑

この時の、初っ端のきっかけから、彼との間には目には見えない『なにか』が確かに存在する…それを強く感じたのでした。

あとから彼に聞いて知るのですが、彼はその一ヶ月半前に伊勢神宮に、そして、一週間前に出雲大社(島根県の本家です)を参拝していたんです。

まだ分離期間に入る前、なんでも話せた頃に、
「きっと、お伊勢さんと出雲さんの神様が引き合わせてくれたんだね!」なんて言い合っていました。

この出来事があってから、初めて2人で会うことになるまでの数ヶ月間、毎日毎晩、欠かさずにメッセやLINEのやりとりをしました。

学生時代、ひとことも話したことがなかったのが勿体なーい!(≧∇≦)と思うほど、
毎日やりとりしても飽きないほど、
会話の呼吸がぴったり。
性格は正反対であると感じるのに、
大好きな趣味や休みの日の過ごし方、
いつか行ってみたい!という場所が同じでした。

そして、初めて2人で会う約束をしたあたりから、
私たちの間には次々と不思議なことが起き始めます。

(続く)